エアコン分解写真

エアコンクリーニングは初期投資があまりかからない為、比較的新規参入しやすく、中には講習を少し受けただけで内部構造をあまり知らないままエアコンクリーニングを行っている業者さんも見受けられます。

以前に他店でエアコンクリーニングをしてもらったお客様宅のエアコンを分解してみると、明らかに洗浄してない箇所を見つける場面に時々遭遇します。知らなかったお客様にとって大変残念なことです。研究熱心なハウスクリーニング店や専門店なら大丈夫だと思いますが、業者選びには細心の注意が必要です。

実はエアコンクリーニングは使用する道具がとても重要です。

最近はエコ洗剤を使ったエアコンクリーニング業者も増えてきました。でもちょっと待って下さい。エコ洗剤を使用すればどの店も一緒と言うわけでは御座いません。
実はエアコンクリーニングは使用する道具がとても重要なのです。
家庭用エアコンは現在様々な種類のものが出回っており、最近ではフィルター自動お掃除エアコンやイオンを発生させるエアコンも御座います。同メーカーでも内部構造が違う場合があるので、ある程度の知識と経験が必要です。

ではどんな道具を使っている業者を選べば良いのでしょうか?

エコ洗剤を使用するに当たって大事なことが御座います。一つは高圧洗浄機(動力噴霧器とも言います)使用が絶対条件です。 手動式や電池式の園芸用の噴霧器やハンドスプレーのみでは内部の汚れまで落とせません。

逆に量販店に出回っている車や外壁などを洗う高圧洗浄機(水圧7MPa等)は、水圧が強すぎてエアコンの熱交換器のアルミフィンを曲げてしまいます。

即効性のある成分の強いエアコンクリーニング用洗剤に比べて、エコ洗剤は汚れを落とす力は弱まります。その為、洗浄水の勢い(水圧)を使ってそれを補います。一部種類ですが写真の様な水圧3.5MPaのものが理想です。

工進 高圧洗浄機
協和 高圧洗浄機
丸山 高圧洗浄機

洗浄ノズルも大事ですよ!

最近のエアコンは、洗浄箇所の熱交換器が、山の形状になっており、正面から見えない裏側まで覆うように付いています。
そこで、家庭用エアコンを洗浄する上で、もう一つ大事なのが洗浄液を噴出するノズルになります。

熱交換器

エアコンの熱交換器が見えるように外装パネルを外しています。 正面からは熱交換器が前にしか無い様に見えますね。

熱交換器

少し斜め上から見ると熱交換器が山の形になっているのが 分かります。 熱交換器は正面だけではなく後ろ側にも回り込んでいます。

熱交換器

もっと横から見てみましょう。 上部から多くの空気を取り込む為この形状になってます。

熱交換器

拡大写真です。赤丸の部分が洗い残しが見られる部分です。 真っ直ぐな洗浄ノズルでは、この部分が洗えません。

熱交換器

一般的な洗浄ノズルです。上のノズルは少しくらいの角度は付きますが、 後ろ側の熱交換器を洗浄するには厳しいですね。

熱交換器

この洗浄ノズルは当店で自作したものです。これ位の角度がついているものを使えば問題ないでしょう。ノズルの向きも360度回転します。

上記写真の赤丸部分の洗い残しが見受けられる箇所は後ろ側(壁側)に当たるため、真っ直ぐな形状の洗浄ノズルでは洗うことが出来ません。少なくとも90度近くまで角度が付いた洗浄ノズルが必要です。
メーカーが販売しているエアコンクリーニング導入キットには、真っ直ぐの洗浄ノズルが付いています。残念ながらそのままご使用されているケースがあり、後ろ側を洗い残してしまうのです。
片手間にエアコンクリーニングを行っている業者には、後ろ側に熱交換器が回り込んでいるのを知らない方もおられます。

もう一つだけ注意点を・・・

エアコン分解図

右の画像はエアコン本体から送風ファンを分解したものです。 送風ファンを組み込んだ状態では、赤い部分が隠れた状態になります。送風ファンを取り外さないでエアコンクリーニングする場合、ファンが邪魔して赤い部分まで洗浄液の水圧が届きません。ブラシ等で物理的に擦らないと赤い部分の汚れは取れないので、それをしっかり行っているかどうかで仕上がりが違ってきます。 非常に狭い箇所なので、当店ではブラシを自作して奥の汚れまで除去出来るように作業しています。

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